先日私、お休みをいただきまして韓国に行ってきました。

韓国へはKAOMI(韓国顎顔面インプラント学会)で日本の先生が発表するため、応援兼サポート役として参加するために行って参りました!今回のKAOMIの参加人数は700人ととても多くの方々が参加されていました。

実は韓国では、歯科医師に継続教育の受講義務があり、学会や講習会への参加を通じて所定の教育単位を取得する運用が行われています。若い先生からご高齢の先生方まで幅広く参加されていたのはそれが理由です。そのため、日本よりも「学会参加が日常診療と制度的に結びついている」と感じられる面があります。

あとはインプラント学会というのも一つかもしれないです。と言うのも韓国と日本では、インプラントに対する保険制度の設計が大きく異なります。
韓国では、65歳以上の部分無歯顎患者を対象に、生涯2本まで健康保険でインプラント治療が認められています。自己負担は原則30%で、対象材料や補綴形態にもルールがあります。2014年から始まったそうですが、年齢や自己負担率は段階的に引き下げられていって今に至ります。
一方、日本では、一般的な「歯を失ったからインプラントを入れる」というケースは、今でも基本的に自費診療です。保険適用になるのは、腫瘍・外傷・顎骨骨髄炎などによる広範囲の顎骨欠損や、6歯以上の先天性部分無歯症など、かなり限定された条件に当てはまる場合です。要は一般的には基本自費扱いで、大学病院等の一部の専門機関のみ、限定的に保険適応が適応されます。
これらの違いから需要もおおきく違ってきています。韓国のインプラント企業は50社にもおよぶと聞いたことがありますし、今回の展示会も見たことがないインプラントメーカーも多数見受けられました。

日本と韓国は隣国ですが、インプラントを取り巻く環境が大きくことなっていると感じます。それと同時に患者さんの自己負担額もかなり差があるので、インプラントに対する考え方も違っており、各国の歯科医師が提供するインプラント治療の内容も違ってるように感じます。そして保険導入されている韓国はやはり埋入本数がかなり多いです。そのため、韓国でのいろいろな試行錯誤は日本でも大変勉強になります。


今回参加したは去年に引き続き2回目となります。発表された先生は八尾市で開業されているtakaデンタルクリニックの中谷貴範先生と東京都北区にある王子歯科クリニックの奥寺俊充先生です。中谷先生とはOSSTEMのコースで一緒にさせていただいています。本当にしっかりとした先生でいつも僕の歯科医師人生の指針とさせていただいておいる方です。そして奥寺先生は僕の出身大学と部活の先輩で、OSSTEMでもそうですし昔から大変お世話になっている大先輩です。僕がインプラントを行っていなかったときに、先生について韓国で勉強しに行った事が有ります。今こうして別の道を歩んでいてもご一緒できたことは本当に感慨深いです。

発表された先生は全て英語で口頭発表されており大変刺激になりました。また今後このような機会に恵まれたときは自分も頑張っていきたいと改めて自分を見直す良い機会になりました。



