自由診療下で行う
高精度な根管治療にも対応
根管治療では、自由診療と保険診療で使用する機器や器具が異なります。マイクロスコープやラバーダムなどは自由診療でのみ使用可能であり、根管治療の成功率を高めることができます。当院では自由診療による高精度な根管治療も可能なため、ご希望されるかたは一度当院までお問い合わせください。
精度を上げるための設備
歯科用CT
コンピューター断面撮影を行う機器であり、歯や骨などを0.1ミリ単位で正確に計測します。精度の高い三次元データが得られるため、精密根管治療の計画に役立ちます。医科用のCTと比べて、被ばく量が少ないことも歯科用CTの特徴です。
拡大鏡
ルーペとも呼ばれる顔に装着する装置であり、視野の拡大率は2～10倍程度です。マイクロスコープでいう中拡大程度であり、直視で確認できる範囲が広い点がメリットとしてあげられます。保険診療における根管治療で使用可能な器具です。
マイクロスコープ
歯科用顕微鏡とも呼ばれ、使用することで視野を20倍程度まで拡大することができます。根管内は複雑で暗いため、マイクロスコープで鮮明に映し出して患部を確認することで、治療の成功度を高めてくれます。
ラバーダム防湿
薄いゴム製のシートを治療する歯以外に覆いかぶせることで、唾液の付着を防ぐ方法をラバーダム防湿法と言います。治療中、患部に唾液が入ると再感染のリスクが高まるため、当院では根管治療でラバーダムの使用を推奨しています。
Nitiファイル
歯内部の感染した箇所を除去する際、ファイルと呼ばれる器具を用います。一般的なステンレス製ファイルに加え、当院では柔軟性の高いニッケルチタン製のファイルも導入しています。ニッケルチタンファイルを使うことで、複雑な構造の歯内部でも精度高く除去することができます。
根管拡大装置（X-スマート）
デンツプライシロナ社が提供する根管治療の機器であり、ファイルを反復回転させることで根管の拡大を行います。精度の高い処置ができることをはじめ、治療時間の短縮効果がある、ファイルの破損を防ぐなど、根管治療を行ううえでメリットの多い機器です。
MTAセメント
精密根管治療で使用される高性能な充填材です。優れた密閉性と生体親和性を持ち、治療後の感染リスクを低減します。また、硬化が速く、強度も高いため、長期的な治療効果が期待できます。歯の内部をしっかりと保護し、再発を防ぐ役割を果たします。