日本歯周病学会認定医による
専門性の高い治療をご提供
日本歯周病学会という歯周病分野における大規模な学会において、認定医を取得した歯科医師が当院には在籍しています。認定医は、学会が定める条件を満たした医師・歯科医師にのみ認定されます。高い専門性と豊富な臨床経験を活かして、患者さんに適した治療をご提案いたします。
検査内容
歯周ポケット検査
歯と歯ぐきのすき間である歯周ポケットの深さを測ります。歯周病の進行を確認するために適した方法であり、正常であれば1～2mm程度の深さです。
動揺度検査
歯周病を患っていると、歯を支える組織と歯の結合が弱まり、歯がグラついてしまいます。前後上下左右に動揺がないか確認します。
CT検査
歯周病が進行すれば、歯を支える顎骨の量が減ります。歯科用CTを用いることで骨量がわかり、歯周病の進行度が確認できます。
治療内容
基本治療
スケーリング
スケーラーという器具を用いて、歯の表面や歯周ポケットに蓄積した歯石を除去します。処置後は適切にケアすれば、歯ぐきの炎症が治まります。
SRP
スケーリングとルートプレーニングの処置を同時に行うことをSRPと言います。歯ぐきの中や歯根に付着した歯石を徹底的に取り除きます。
PMTC
さまざまな清掃機具を用いて、歯の表面をクリーニングします。汚れを除去するとともに、歯面がツルツルになるため、歯石の再付着を防ぎます。
外科的治療
| 切除的処置法 |
歯肉切除術 炎症が起きて肥大した歯ぐきを切り取る方法です。感染部位を切除するため、患部の清掃性が改善して症状も良くなります。一時的に知覚過敏など生じるリスクがあります。 |
|---|---|
| 組織付着 |
歯肉剥離掻爬術(FOP) 歯ぐきを切開して感染部分を露出させて、汚れや感染した組織を取り除く方法です。歯根の深いところまで、目視で確認しながら処置することができます。 |
| 歯周組織・骨再生療法 |
再生療法（エムドゲイン） 患部の汚れを除去した後、歯周組織再生剤であるエムドゲインを塗布することで歯周組織の再生を促します。エムドゲインは保険適用外となるため、自費診療でのご案内となります。 |
|
再生療法（リグロス） 保険適用の歯周組織再生剤であるリグロスを用いた歯周病治療です。歯周病により減ってしまった顎骨や周辺組織部分に塗布することで、再生を促すことが期待できます。 |
|
|
組織誘導再生法(GTR) 歯周病で失った組織を再生させるため、メンブレンと呼ばれる膜で患部を覆って再生を促します。膜で覆うことで、再生させる部位に歯ぐきが入り込まず、組織再生のスペースを確保できます。 |
|
| 歯肉増大形成術 |
歯肉弁根尖側移動術(APF) 歯周病で歯ぐきが下がってしまった場合に処置される方法であり、周囲の歯ぐきを引っ張って患部に移動させ、露出した歯根を覆います。歯周病治療以外でも、歯が欠損した場合などにも行われます。 |
|
遊離歯肉移植術(FGG) 口の上壁部分の歯ぐきを一部切除して、必要とする箇所に移植します。歯周病治療では、感染した歯ぐきを切除した場合などに用いられ、不足する歯ぐきを補います。 |
|
|
結合組織移植術(CTG) 口蓋という口の上壁部分の結合組織のみを剥離して、歯ぐきが足りない部分に移植をする方法です。ご自身の組織であるため適合性が高く、移植部分の見た目も目立ちにくい特徴があります。 |